今回は1回だけでは足りないので、連載形式で書いたのですが、第1回に書いた筆者の第一波新型コロナ流行に対する総括は、
「日本でパンデミック(ウイルスの感染爆発)は起きなかったが、*インフォデミック(情報の感染爆発)が発生した。」
そして「インフォデミックによって引き起こされた世論のパニックあるいはヒステリー的な状況に押し切られて、政府は効果に対して社会的費用が破局的に大きくまったく割に合わない緊急事態宣言を発令し、また継続してしまった。」
その結果は「日本はウイルスに対して不戦勝(緊急事態宣言とウイルス収束に因果関係がない)したが、経済面ではオウンゴールによって、しなくて良かった圧倒的惨敗を喫し、今後数十年に禍根を残すだろう。」
というものです。
「メディア」「専門家」「我々日本人」「政治家」それぞれがみんなインフォデミックを引き起こす役割を果たしてえしまっているのですが、今回は「専門家」の責任を問わせていただきました。
「専門家会議」の議事録がないという衝撃的な事実は、この会議体が社会に与えた歴史的衝撃を考えると怒りを通り越して笑う他ないような事態で、心ある人ほど日本社会の劣化ぶりに暗澹としていると思います。
今回しみじみ思うのが、エリートの劣化ですね。歴史的にみても社会にとってリーダーは必要で、良きエリートは必要なはずです。ただし、やはり人格が良くてヒューマン、要は人情に明るくなくちゃダメですよね。
今回の専門家会議の視野狭窄と無責任体質を考えると、本当に日本のエリートの劣化を感じます。
メンバーは錚々たる秀英揃いですからね。
専門家会議メンバー
以前書きましたが、予想された新型ウイルス流行に医療崩壊を起こさないような備えをすべきはまさにこの方々だったわけですからね。

確かに同級生で偏差値が一番高くて、国立の医学部行ったやつとか、友達の友達の某高偏差値医学部とかの少数サンプルですが、お世辞にも人格的完成度が高いとは言えない、高慢な割にちょっと歪んだやつでした。
もちろん立派な人がいると信じたいのですが、今回のように弱者に無頓着な諮問をみていると、この会議体に残念ながら本来のエリートがいないことを確信しないではおれません。
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