【第2回】ママのSAPIX奮闘記-2022年2月へのビクトリーロード 『家庭学習について』

家庭学習について

SAPIXに通わせているママ達も家庭学習という宿題に同じように苦労しているようです。

White77によるPixabayからの画像

4年生から理科と社会が加わり、丸付けをするにも記述式の解答例という形で記載されているのがまたまた悩ましい。どの程度解答例に沿っていたら丸なのか。合っているようだけど丸にしていいのか。
勿論、完全一致の解答であれば迷うことなく丸です。しかし、大人でさえSAPIX解答例と完全一致させることが出来るのは多く見積もっても20%はいかないでしょう。

まずは理科

理科の最初の頃は、磁極のテーマでした。
あれは大変だったという声のママ達が多かったです。
特に驚いたのはLEDの登場。私の時代にはLEDなんてなかった(歳がバレますね)からなんのことやら。
解答と問題を見比べて子供に説明をする。一度の説明で理解できれば良し。
ですが、子供は疑問がいっぱいです。
さらっと通り過ぎてくれない場合も多く、説明するために自分が理解しなくては説明ができず。

親がサポートをするということは、子供と同じように勉強をして理解する必要があります。
この分で進めば私が難関中学に合格できるかもと錯覚しそうです。

理科も結局のところ国語の読解力を求められる問題文が多く、そこに気づいて文章を説明するプラスの説明が必要になります。
「この問題文では、こう言ってるからこういう解答になるんだよ」
理解を深めるために、ちょっと見方を変えた問題を作って出してみたり。
これを1年間、いや受験までの約3年間やり続けるのかと気を失いそうな気持ちにもなりました。
(中学受験&SAPIX経験者のママによると、学年が上がると自主性もあがるらしいです。)

そんな中、私の記憶に深く食い込んだ目から鱗な問題がありました。
“北極はS極かN極か”
「そんなの簡単じゃん!N極だよ。磁石のN極が指すのが北極だよ」
と即答していた私。

しかし答えは「S極」。

…ん?SAPIXの誤植を疑いました。
でもS極?と考えて考えて考えて、磁石のN極を引き付けるのはS極。北極がS極だから磁石のN極を引き付ける。
この問題のお話をされているママもいました。同感、同感と笑って話しましたが、学校でここまでの問題がでるのでしょうか、受験となるとこういう知識も必要ということなのでしょうか。

そして社会

4年生の社会って何をやっていたかな?
と、自分の記憶をたどっても思い出せません。
6年生で歴史を学び始めたことは覚えています。それまで憂鬱だった勉強を、始めて楽しいと思わせてくれたのが歴史でした。

最初は日本の国土は山間部が多いとか、日本の輸出は何が多いとか。よくある話ですが、輸出となると幅が広く、テキストを学ぶだけでは知識が足りない、考える力が備わらないと危機感を感じました。
幅広い視点、考え方を中学受験は問うのだろうか。
どうやって養っていくのか。
ここは解決策を見いだせてはいません。受験校を絞ったころにはガッチリ対策をする必要があるかもしれません。

最近は、日本の地理です。
3年生でも軽くやっていた内容の詳細版でしょうか。
それが詳細すぎるくらい詳細です。
「お母さん、〇〇ってどこか知っている?」なんて、親を試してくることもしばしば。

各都道府県の代表的な箇所を覚えるのですが、盆地なんて私は学んだことがありません。
そんなものも出てきます。

子供の柔軟性を育てていきたい

ちなみに私自身は中学受験を考えたことも試みたこともありません。
なのでどのくらい大変で、進学した結果がどうなのか、想像できているものでもありません。

社会に出て云十年、学歴もさることながら、考える力や知識量はあって損はないと痛感して過ごしています。
もしかしたら志の持ち方、その後の勉強でカバー可能なのかもしれません。
しかし、脳が柔らかいうちから考えることが当たり前という生活を体に摺りこんだほうが楽だろうと思います。
視点を変えてものを見るなんて、社会人になってから学んだような気がします。

頭が凝り固まった大人より、子供のほうが柔軟に理解します。
この柔軟性を育てられたらいいなと考えています。

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