フリーWi-Fi セブンスポット最強説

スマホやラップトップパソコンの性能も上がり、ご多分に漏れず外出先で仕事をすることが増えました。「ノマドワーク」という言葉も今や目新しくありません。

【新連載第1回カフェに一目ぼれ】札幌市中島公園 - MARUMI COFFEE STAND NAKAJIMA PARK 中島公園店

カフェで仕事するのが好きです。気の合う仕事仲間と打ち合わせするのも好きですし、何より一人作業だとなぜか自分のデスクよりはかどります。振り返ると、受験のときも図書館の方が集中できました。当時はお小遣いも大してなかったですから、喫茶店や...

そうなるとやはり電源、Wi-Fi環境を探すという状態は常につきまといます。電源も最近でこそtully’sなどちょっと意識高い系のチェーンの新しいお店では各テーブルに電源が用意されたりするようになりましたが、まだまだですね。以前に比べればマシになったといううものの、数少ない電源を「借りて良いですか？」とささやこうものなら、バイトの店員さんから鬼の形相で「ああ。いいですよ。」と吐き捨てられたりすることもままあります。
ましてWi-Fiとなると、まだまだ設置自体がなかったり、あっても故障中とかキャパシティーが足りないのか接続が不安定でなかなか頼りになりません。新型コロナウイルス流行前はインバウンド立国が推進されていてましたが、インバウンドの外国人に何度調査しても「Wi-Fi環境が少ない」というのが日本での滞在時不満第１位であったわけですが、何年そんな状態でも遅々としてWi-Fi環境が改善されないのですから、なんか呪いにでもかかってる？というレベルです。

お店側にしてみれば、長時間作業されて粘られても困ると考えるオーナーもいるからだとは思いますが、少なくともカフェ業態で今どきノマドワーカーを排除して未来があるお店があるとは思えません。

LEEROY AgencyによるPixabayからの画像

そんな中で常々さすがだなと思うのはセブン＆アイグループが提供する無料Wi-Fiサービス「7スポット」。

（写真：セブンスポットHP、以下同）
とにかく「電波が強い！」。この点では一応の整備があるどのフリーWi-Fiに負けないなと感じるところで、一度接続すれば不安定になることもなく最強電波表示で安心です。例えばデニーズなどの昼時でもまったく問題がありません。

この点、引き合いに出して悪いんですが競合のすかいらーくグループにも無料Wi-Fiサービスありますが、弱い＆不安定＆お店によって状態が悪いんですよね。要は当てにできない。それでもロイヤルホストのようにまったく整備がないよりマシなんですが。
自動車で移動していると駐車場に停めやすいファミレスはやはり良く利用させてもらうもので、知らない土地で当てにならないと困るんです。

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朝は結構ガッツリ食べたい系なのと、チョッコチョコ仕事を整理したり原稿を書きたかったりするので、ウロウロ外に出ます。本サイトたんさんタワーでも連載させていただいている「豊洲市場で朝食を」の豊洲市場にも出かけますが、やはりファミリー...

その点、セブン＆アイグループはさすがに徹底している。ちなみに、セブンイレブンの前を通るだけで、強制的にWi-Fiが立ち上がって困るほどです。セブンイレブン、デニーズ、イトーヨーカドーどこに行っても「セブンスポット」のサービスが安定的に提供されていて、強力＆安心なんです。地方出張時などイトーヨーカドーしかない場所もあって何度助かったことか。

(インターフェースも面倒過ぎず、まあこなれている方)

中興の祖、鈴木敏文氏が電撃退任以来、かつての常勝軍セブンイレブンもちょっと精細を欠くかな？というのが実感です。商品開発などでもかつては勝負にならなかったローソンに先を越されることも散見されるようになりました。
あ、でもこの「セブンスポット」もサービス開始が2011年か。やっぱり鈴木時代でした、この徹底度。

それにしても2011年から10年近くたって、「セブンスポット」最強の時代が変わらないなんて、ちょっと日本大丈夫か？って考えてしまうところはあります。Wi-Fiなんてビッグカメラで数万円で機器を買ってくれば誰でもサービス開始できます。もちろんインターネット回線は必要ですが、インターネット回線ぐらいはどんな個人のお店でも今どき必要でしょうし。
なんかかつての技術立国日本の、足腰が弱まっている感じをこんなところにも感じてしまうのでした。