【第9回 ワ―ママの職場あるある】使えないオジサン vs 頭デッカチの若者

秋月涼佑のお友達シリーズ。
システムエンジニアXさんの、「なんちゃってSEのゆらゆら日記」ですがSE方に限らず広くオフィスで働く我々に共感する記事が多く好評いただいています。
そこでより広く読んでいただこうということで第9回の今回より「ワ―ママのオフィスあるある」に連載名を変更させていただきます。
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最近も“使えないオジサン”を言及する記事を読んだ。キーワード検索するとそこそこ件数がある。つまりそう感じている人も多いのだろう。

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本当にオジサンだからなのか

たしかに周りでもよく聞く話ではある。「知識はあるけどパソコンが使えないから資料作成に時間がかかりすぎて使えない」なんて話もある。
これは本当に仕事ができないわけではなく、現在の仕事をしていく中で必要なスキルとなってしまったコンピュータへの適応能力有無だ。
一例しか思いつかないが、これを“使えない”と一刀してしまうことにはモヤモヤする。

批判する世代が本当に使えるのか

そもそも“使える”“使えない”と声高に批判できるほどの人物なのか。
どちらも謙虚さが必要なだけ。どちらも得意なものと不得意なことがあるわけなので、お互いに上手く協力して仕事が出来たら違う成果があげられるのではないか。

よくよく周りの若い世代を見まわしてみた。
自分が何かで得た知識が絶対と考えているようで自信満々に自論を展開してくる。

別業界で資格を取得されている若い方と仕事で関わることがあった。
専門家の話と考え全面的に受け入れて進めていた。あとで問題となった事項があり、そこについての説明を受けたときのことを思い出すと「現在はこのやり方でやるべき。別のやり方は推奨されていません。」という説明を受けた。
詳しくは書けないが、推奨されたやり方で途中の作業を進めることには問題ないが、最終的に行わなければならない対応があったのだ。この対応をしないと信用問題にも影響するような話だった。ご存知ないのか最終提出資料に最終的に必要な対応はされておらず。
この資料の提出先よりご指導をいただく失態となった。
実務を知っている人ならば説明もしてくれただろうし、こんな資料は作成しないものだ。
この方とは資料提出前に仕事の進め方自体に不信感を持ったため、契約を終了しているので最後の顛末はご存知ない。

プロジェクト管理側と開発側でも同じようなことはある。
プロジェクト管理側は決してシステム開発を経験した人ばかりではない。
何かを伝えるときに、文章ばかりで伝えると認識相違がおきやすい。その認識相違を合わせる作業は結構な時間がかかる。ましてチームだったりシステムだったりが複数あればその数だけ時間がかかる。
なるべく情報伝達での無駄をなくすために図等を利用して質問のやりとりすらしなくて済むような資料を作成し展開。というのが昨今の流れと理解していた。
ところが若い人がそこに自論を展開してきた。
結果的にみていると、その人とのやり取りは複数回の文章が飛び交う。読んでいると最終的にどうしたいのかが曖昧な文章なのだ。

新しい知識と経験値の融合

年齢を重ねると新しい情報に翻弄される。新しい情報がなくともどうにかなるのではないか。
新しい進化した情報が全て善。

上記は言い過ぎかもしれないが、上手く融合させてあげたらもっと良い仕事になるかもしれない。コントロールできるマネジメント力が必要ということになるのか。

(写真:AC)

今回のアカデミー賞でメイク・ヘアスタイリング賞を受賞したカズ・ヒロ氏が日本を「従順」と表現しているのを聞いて頷くしかない。
与えられる情報を絶対のものとして従順に受け入れ、自信満々にぶつけてくる若い世代に本当にそれでいいのか考えてほしいものだ。

システム開発に関連する資格はたくさんある。資格はあったほうが得だろうが、資格はあっても実務経験がないと仕事にはつながりにくい。
資格はなくても実務経験があると仕事になる。
学問として学んだことが全ての正論ではなく、実務に学んだことを添わせて向上してほしい。

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