【第7回 世界のトップエンドアパートメント】モナコ TOUR ODEON <間取り・インテリア>

何せ世界の主に働いていないないお金持ち、せいぜい投資生活のお金持ちが遊ぶように暮らしている”モナコ”です。
そこは「大人のディズニーランド」的な雰囲気的なテーマパーク感あふれる魅力あふれる街ではあります。
(熱海+ディズニーランド+ラスベガスを足して3で割ったような街の雰囲気は下記前回記事をご覧ください)
【第6回 世界のトップエンドアパートメント】モナコ TOUR ODEON <外観・デザイン>
ロンドン、ニューヨークときてお次はモナコをご紹介したいと思います。 どの都市も自国民以外の世界のスーパーリッチが住む街ですが、モナコは特にリタイアした富裕層が多い印象が強いです。ロンドン、ニューヨークのようなビジネス機能がありませんから必...
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室内空間では日本の集合住宅も勝負できる

最上階の2フロア専有のメゾネットは500億円とも言われていますので、お値段も超ド級であることは間違いないのですが、
本連載の趣旨は、「は~すごいね!」と他人ごとのように眺めることではなく、あくまでワンチャン自分たちの生活にこのエッセンスを参考にしわが物としようということですので、その視点でインテリアを見ていきます。

家具を置く前の室内。

確かに高級物件だけに美しいですよね。天井がフラット。
ここまでフラットな天井は地震国日本の柱と梁が否応なく太い日本の物件では難しいのは確かです。
でも最近では工法の工夫や免振システムの活用で、日本の集合住宅も天井がんばってますよ。
ダイレクトウインドウもやっぱりスペクタクルビューで、何より室内のデザインがすっきりと素晴らしいのですが、日本ではいまいち受けませんね。住友不動産さんもワールドシティタワーズ(東京・品川)以来一時期力を入れていましたが、最近はそこまでこだわっていないようです。
ちなみに天井高はどうですか、せいぜい3mじゃないですかね。日本の集合住宅の天井高が2.5mそこそこ多いことを考えれば確かにちょっとは高いですが、世界最高峰と呼ばれる物件ですからね。それにしては大したことない。

どうでしょう、十分太刀打ちできるんではないでしょうか?

躯体はあくまでSCR造。日本の多くの集合住宅と変わりませんし、定評ある日本の施工技術をもってすればスケルトンの部屋の作りはそん色ないと考えます。

60㎡台はさすがにきつい日本のリアル、でもあきらめない

でも、違いはやはり広さですかね。
例えば東京でいえば、直近の新築集合住宅平均広さは63.39㎡でここ10年横ばいか、販売坪単価の上昇傾向を受けてむしろやや面積が狭くなりつつあります。(下記記事内に関連部分)
これではさすがに厳しい。広大である必要はないけれど、150㎡、できれば200㎡以上、少なくとも100㎡は欲しい。
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この間取り、インテリアはやはりきっちりダイニングスペースとリビングスペースが独立してとれる前提がなければ成立しません。
まあそこは世界のトップエンドですから。

我々もせいぜい稼ぐのをがんばるしかないですが、500億円といわず、1億円そこそこで都心でも新築で十分100㎡~実現するのが日本の良さです。まだまだ日本人にはチャンスがあります。
非現実的なようで少なくとも100㎡+αあれば我々にも十分実現できる室内空間だと考えています。

あとはがんばって働くのみです。

確かにこんなフロアプラン憧れですよね。

上より狭くても、日常的に自宅でパーティーをやらない分には十分。この程度が当面の目標ですかね!?

何せ共用部は、日本の集合住宅も全然負けていません。

戸数が多ければ、割り勘で結構いけますからね。
コンクリートに石を貼るだけです。(笑)

優秀なゼネコンとデベロッパーと、世界的にみればバカ高過ぎない集合住宅事情。
この辺では、日本人はまだまだ希望あふれる恵まれた環境にいるように思います。

世界有数の資産家になるのは無理にしても、是が非でも世界トップレベルの居住空間は実現したいと考えています。

写真等出典 TOUR ODEON公式ホームページ

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