【第12回 豊洲市場で朝食を】やじ満( やじま) レバニラ炒め定食+シューマイ 1260円

というわけで、月曜日の朝なのですが。不思議ですよね何故かパワーがみなぎっているという朝。
結構早くにむくりと目が覚めました。
どうしてもベッドから起き上がれない日もあるのに、なぜだろう。
昨日、晩御飯にレバニラ炒めを食べたせいだろうか?

そんな朝からテンション高い日は、猛烈にパワーフードを食べてバリバリ仕事したくなります。
というわけで豊洲市場にクルマを走らせるわけです。
何せ朝5時から営業しているから、心強い限りです。

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「溜まり」がなくちょっと無味乾燥な7街区「管理施設棟」の食堂街の動線

まあ人影は少ないですよ。まだ早朝ですからね。
観光客の方が、出てきて9時過ぎぐらいですかね。銀座から歩ける築地市場時代とそこは違います。

それにしても豊洲市場の食堂街は大きく3つの建物に分かれているわけですが、この7街区「管理施設棟」が一番商業施設としては辛いといつも感じます。なんと言うんですかね。人が滞留できる”溜まり”がないんですよね。

豊洲市場ぐるめMAP
管理棟というだけに食堂のある上は仲卸さんのオフィスなど食品流通各社さんのオフィスです。オフィスとしては機能的な、この廊下を挟んでお店が並ぶ一直線な感じ。観光のお客さんも店を覗いて歩くのにも、ちょっととどまる場所がなく、だーと1分ぐらいで直進してハイ終わり。なんかワクワク感が伝わりづらい動線です。
もちろん一軒一軒はそれぞれに素晴らしいお店なんですよ。でもこれではちょっと辛い。
所詮、市場機能が最優先の公営市場ですから、観光要素はおまけであることはその通りなのですが、市場の観光化がお題目にすぎなかったことを否応なし感じさせる工夫のなさです。

とは言え、矛盾するようですが、そもそも築地市場の観光化は行き過ぎてしまい、完全な観光向けレストランが増えてしまい、市場グルメ本来の「安い、うまい、早い」という精神からかけ離れてしまっていましたから、これから数十年かけて過剰な観光化(高過ぎたり、行列がすごすぎる)がすたれて、本来の持ち味が回復していくだろうと長い目で見ています。
べらぼう価格の海鮮丼に、豊洲市場観光化戦略の中途半端を憂う
ランチの海鮮丼が約2700円。イクラ、トロ、カニなど13種類の旬の具材がたっぷりのり、デザートも付く。魚の値段のプロがみても、豊洲価格は高く映る。観光客誘致もいいが「都は働いている人のことをもっと考えてほしい」との声があちこちから聞こえる。

プロが普段使いする中華食堂

とは言え、豊洲市場には築地市場以来、市場のプロが普段使いするお店もちゃんと移転してきています。
本連載では、そんなお店を中心に紹介してきていますが、「やじ満(やじま)」さんも、そんなお店のひとつです。

それを証拠には、こんな月曜日早朝観光客の少ない時間帯にも、お店は常に主に市場で働く人で満席。

中華で言えば、6街区「水産仲卸売場棟」の「ふぢの」さんか、この7街区「管理施設棟」の「やじ満」さんかになるわけですが、両方甲乙つけがたい実力店です。

創業昭和23年(1948年)築地市場から豊洲市場に移転してきました。

外光も入るし、カウンターだけのこじんまりですが、落ち着きます。

まさに働く人のためのパワーフード!

メニューが多い!

基本、麺類かご飯ものでの、メニュー構成。そりゃそうなんですよね。忙しい市場での1日の中で早朝はまさに忙しい時間帯。みなさんちゃっちゃっと食べてらっしゃいます。
有名なのも冬は「牡蠣ラーメン」だったりするのですが、すいませんガチで朝ご飯を食べに来ている私は、数少ない単品メニューから「レバニラ炒め」。
って、おーい昨晩もレバニラ炒めだったんですが。なんか私あるものを食べ始めるとちょっと始め同じメニューをリピートしたくなる奴でして、どこまで自由なんだ!と自分でも飽きれています。

ご飯をつけてというと、自動的にスープがついて定食となって登場します。
もちろん名物「しゅーまい」も付けてもらってと。

ご飯がデフォルト大盛!これ以上のパワーフードがあるだろうか?いやありえない。

このスープのネギと油。分かりますよね。美味いに決まってるじゃないですか。
(そしてこのレンゲお突き刺して出す感じ、これぞ中華食堂。)

レバニラ炒めは味噌でしっかり味付けされていて。ご飯と食べると美味しいアレです。

レバーって美味しいモノだと思うんですけど、なかなか料理に落とし込んだメニューがありませんよね。
考えた人は天才だ。

シュウマイ。名物です。これも大きくて、お肉感たっぷり。

2個でもすごい食べ応えありますよ。
「ふぢの」のシュウマイとの違いは、やじ満のは結構しっかり固め。ふぢのはかなりジューシーやわらかめです。
【第10回 豊洲市場で朝食を】ラーメン ふぢの 五目ワンタン+半しゅうまい 1330円
というわけで、今日も豊洲市場に朝食を食べにきました。 今回も市場濃度が高いお店。「ラーメン ふぢの」 "ラーメン"とあえてどストレートな感じが素敵です。今や逆に珍しくないですか。 「ふぢの」と”じ”でなく"ぢ"と書かれれるところも...

ボクの好みは「ふぢの」かな?まあこの辺は好みの分かれるところで、ぜひ食べ比べてみてください。

なんか魚のカレンダーがあったり、女将さんを書いた絵が貼ってあったり、圧倒的に良い意味で市場の「中華食堂」。なごみます。

隣の大将は「生姜焼き定食(裏メニュー?)」に、「マヨネーズ」ちょうだいと業務用マヨネーズから少し絞ってもらって食べてました。
本当にいつも通っていて感じるのですが、市場の名店はあくまでプロの賄い飯がコンセプト。とにかく”しゃらくさい”ことを嫌うんですよね。つべこべ言わず、何でも好きにアレンジしたりトッピングしてさっさっと食う。でも何を食べても基本美味い。
この感じは築地から豊洲に移って環境が変わったといえ何にも変わっていませんね。

やじ満(やじま) お店詳細

店名:やじ満
エリア:7街区/管理施設棟3階
TEL:03-6633-4560
営業時間:5:00(AM)~13:00(PM)
席数:カウンター(13席)
予約:不可
お支払い:現金のみ。クレジット不可、電子決済不可
テイクアウト:有

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