【第5回 世界のトップエンドアパートメント】ニューヨーク 432 PARK AVENUE <間取り・インテリア / 小さめの間取り・SOHO篇>

ということで前回432 PARK AVENUEの750㎡のお部屋を紹介したわけですが、
【第4回 世界のトップエンドアパートメント】ニューヨーク 432 PARK AVENUE <間取り・インテリア Part1-750㎡究極の間取り篇>
さてニューヨーク 432 PARK AVENUE 先回の外観・デザイン篇に続いて、いよいよ間取り・インテリア篇です。 ちなみに現在唯一販売しているのが、34F(全体では88F建て)の1フロア全部を使用した751㎡の,000,...

言うてもその広さはちょっと無理なわけで、もうちょっと狭めのお部屋がより身近に参考になりますよね。
これほどの高級物件でもあるんです。そういうお部屋。
そう低層階です。
といっても20,30階でも88階建てですから低層階。
なぜ狭めのお部屋があるか?
そう眺望がないからです。
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広ければ居心地が良いとは言えない

良いじゃないですか、ぐっと身近な感じがしませんか。
我々のマンションでも実践できそうな感じ。

まず天井高がバカ高くないですよね。
日本のマンションでよくある2500cmよりはちょっと高そうですけど、バカみたい高くはない。
でも私思うんですけど、バカみたいに天井高があったり広いほうが良いとはいえないと思うんですよ。
ホテルなんか色々泊まって思うんですけど、高いからスイートルームなんて言いますけど、往々内装の仕様はデラックスルームと同じでただ広いだけ。特に一人で出張とかだと、狭いダブルベッド一人使いの部屋のほうがよっぽど居心地が良かったりします。
かと言って、アメリカの地方都市によくあるヒルトンの100㎡はあろうかというだだっ広いワンルームのダブルベッドの部屋を一人で使う寂しさといったらちょっと怖いぐらいです。
そう特に日本人には程よい狭さは決して悪い空間にはならないんですよね。

(写真には共用施設扱いの部屋もあります。)

“Cozyコージー”という言葉があります。
そうコージーコーナーのコージーです。
居心地が良いという意味です。
日本人が感じるCozyに、程よい狭さはむしろ不可欠かもしれません。
そう十分我々にも居心地の良い、世界トップクラスの生活空間を実現することはできるんですよ。きっと。

日本の空間は窓で煩雑感が出やすい

ただちょっとだけ気をつけたいのが窓の表情。

(写真には共用施設扱いの部屋もあります。)
日本人の生活スタイルで完全嵌め殺し、完全空調のみの生活はちょっと耐え難いかもしれません。
そう上の写真が感じさせる空間の素性の良さには、決定的に窓の黄金比。嵌め殺しゆえのサッシュの構造がわずらわしくデザインに響いていないことが貢献しています。
空間の表情を決めるのは。実は開口部。すなわち窓です。

実は、日本のサッシも非常に工業製品として優秀で、高密度、高機能、先日の台風でも割れたという話は聞きません。
でも開放する前提の行き違い構造が多い故、どうしてもサッシュ枠の構造が煩雑なんですよね。日本では。
どうしてもよっぽどの高級物件で、オリジナルの凝りに凝ったサッシを採用しているところ以外は空間が貧乏くさくなりがちです。
この点はカーテンや観葉植物でうまくカバーしていきたいところです。

SOHO使いも良い感じですよね。

これからの時代はこんなスタイルで個が働くスタイルも多いかと思います。

もちろん都市ですから、アパートメント同士のお見合い上等。

でもこの程よい囲まれ感も、都市生活者の落ち着く感じではないでしょうか。
特に上記の写真で参考にしたいのは、コーナーに造りつけたラウンジスタイルのダイニングコーナー。
狭い空間で実現可能ですし、ここでも囲まれ感の演出が心地よさそう。参考にしたいスタイルですよね。

共用施設にワインセラー!?

おまけですが。このアパートメントの共用施設確かに最高級物件なので立派なのですが、
日本の集合住宅もこの辺は結構負けていないと思います。
大規模な物件では規模のメリットで、負けず劣らずの共用施設をもつマンションはいくらでもあります。
この点でも日本に住む我々は、恵まれていると思います。
(さすがに大理石のクルマ寄せは見ないけど。。。すべるし酸性雨でボロボロになりそう。。)

一点珍しい共用施設がワインセラー。
ニューヨークのセレブ流行りのライフスタイルが伺える部分です。

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