渋野日向子、鈴木愛 死闘の末17番パー5で今季の現状賞金額トップにして一昨年の賞金女王鈴木愛がティーショットを珍しく池に入れてしまい、万事休す。”もっている”渋野日向子が劇的な逆転優勝をとげました。

お助けクラブの戦略的投入でレベルが上がった女子ツアー
何せ優勝の渋野で-19ですから。ボギー、ましてダブルボギーを打ってしまえば厳しい。
賞金シードがかかる土俵際の地元四国出身の森田遥も健闘しましたが、一歩及ばなかった(4T:-16)。
やっぱり女子ゴルフのプレーレベルが上がっていますね。-10以上のビッグスコアの選手が21人います。
ゴルフクラブの進化も貢献しているとは思います。我々アマチュアもそうですが、ユーティリティーや7Wなど”お助けクラブ”をそこはプロですから、戦略的に積極使用している場面を多く見ました。
要はセカンドやショートホールでのティーショットの精度が高い。
トップ争いをしている選手で、グリーンを外す姿はほとんど見かけませんでした。
全英オープンので賞金67万5000ドル(約7200万円)を入れれば渋野の実質圧勝だが、楽しみな賞金女王争い

渋野は単独2位以上が最低条件で、鈴木愛(現状1位)、申ジエ(現状2位)の結果次第ですので、そう簡単ではありません。
とは言え考えてみれば、この賞金女王争いの賞金の定義はあくまで日本のLPGAの試合だけが対象ですから、渋野の大金星「AIG全英女子オープン」の優勝賞金で賞金67万5000ドル(約7200万円)を加えればと言うか、その7200万円だけで圧倒的な賞金額ですから、新人にしてすさまじい活躍。
やはり「シンデレラ」と言う他ありませんね。
31歳にして”渋い”申ジエ、闘志”むき出し”の鈴木愛との対決が最終戦楽しみ
でもやはり韓国ツアー、米ツアー両方での賞金女王経験者にて実力者の申ジエとの戦いは面白い。
今回のエリエールでは最終日16,17番で珍しく連続ボギーとして失速(11T:-12)してしまいましたが、解説の岡本綾子氏をして「渋い」プレーと言わしめるスタイルは胸を借りるのには最高です。
ちなみに女性らしさを抑えプレーに集中するちょと年齢不詳感さえ漂う彼女ですが、なんと31歳の若さです。
ん~すでに貫禄が凄い!
もう一人の言わずと知れた鈴木愛。
(写真:LPGAホームページ)
昨日の1戦では池ポチャボギーの17番手前、16番、同組の渋野も鈴木も結果パーでしたが、渋野が長く難しいアプローチを寄せてのナイスパーでしたので、近くにつけていた鈴木としてはバーディーを取りたかったのでしょう。パーでかなり悔しそうで、ちょっとイライラ。これが17番の池ポチャにつながった印象です。
鈴木愛の闘志がむき出しな感じ嫌いじゃないです。逆に機嫌が良い時もわかりやすいですしね。
見ていて飽きない。ちなみに私は鈴木愛が牛柄上下のウエアでステップアップツアー参戦していた頃からなんとなく応援しています。
さあ、今週の最終戦が楽しみです。
CS放送ではありますが、結構中継も長いので録画してガッツリ見ていきたいと思います。
【地上波】(予定)
11月30日(土) 13:30~14:25 (生中継)<日本テレビ、テレビ宮崎、熊本県民テレビ>
12月 1日(日) 15:00~16:25 <日本テレビ系31局ネット全国放送>
【CS放送】(予定) 日テレジータス
11月28日(木) 9:00~15:00 (生中継)
19:30~25:30 (再放送)
11月29日(金) 9:00~15:00 (生中継)
19:30~25:30 (再放送)
11月30日(土) 8:45~13:30 (生中継)
18:30~24:15 (再放送)
12月 1日(日) 8:45~13:00 (生中継)
21:00~26:45 (再放送)
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