【マウンティング・ミュージアムへようこそ 第4回】ゴルフ倶楽部篇-1

当サイトをよく見てくださっている方は何を今さらですが、私、秋月涼佑はゴルフが大好きです。

でもゴルフに関わる事象であればおおよそ森羅万象を愛する私でも、ゴルフをしていて辟易とする瞬間があります。
そうゴルフ場でのマウンティング攻撃です。

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いやもちろんどんな方とまわってもゴルフは楽しい。特にゴルフ好きであるという一点が共通していれば初めてまわる方とでも、いや初めてご一緒する方だからこその楽しさもある。

しかし、いかんせんゴルフ好きが高じての「ゴルフが上手い方がエラい」マウンティングはほとほと勘弁して欲しいものです。いやもちろんゴルファーである限り、みんな一打でも良いスコア、少しでも少ないハンディを目指し精進しているわけですが、あまりにもシンプル、直情的。少年のような魂をお持ちなのか、「ゴルフが上手いんだからオレは偉い」と心の底から1mmもブレない人格が確立している御仁にも往々遭遇します。
最初のホールぐらいで相手の腕を値踏みしてからは、当然のように上から目線でアレコレ指図してきたりします。「あ。〇〇さんカート前に出してください。」くださいならまだまして「カート前に出して」などと指図されかねない勢いで不穏です。
あげくありがたいことに技術指導などを始められると、相手が上手いとは言ってもアマチュアである限りは、素直に指導を受ける気にもなりません。

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まあスポーツを究めるメンタリティとはそれ自体が階級闘争というか類人猿的な本能を発揮するわけですから、スポーツの世界はどこでもスポーツバカ化かしやすい傾向はあります。
以前問題になった片山晋呉さんがプロアマのゲストに態度が悪いと怒られた話も、片山晋呉氏なども多分まったく悪気なく、裸の王様だったのだと思います。何度も優勝経験があってゴルフの世界だけで生きてきた彼はゴルフ関係者しかいないまわりからもチヤホヤされますし完全に”王”という自己認識しか持っていなかったはずです。そこにプロアマに招待されるくらいですからゴルフ外の世界でそれなりのポジションの方が触れあう。彼は彼で自己認識が「王」だったりしますから、なぜこいつは他の人間のようにワシにかしづかんのだ?などとなる。片山晋呉さんなどかわいいもので全盛期のジャンボ尾崎さんなどまあ相当な態度だったようですよね。
今回の笠りつ子さんの暴言問題の通奏低音には間違いなく「うまいやつがエラい」文化がありますよね。
笠りつ子 直筆謝罪。彼女は、なぜ「死ね!」とまで言ってしまったのか?3つの理由
女子プロゴルファーの笠りつ子さんが先週末開催されたLPGAツアー第34戦『NOBUTA GROUP マスターズGCレディース』(賞金総額2億円、優勝賞金3,600万円)大会最終日が10月27日、兵庫県三木市・マスターズゴルフ倶楽部(6,51...

確かにゴルフは本気でやってこそ面白いわけで、素晴らしいプレイやプレイヤーに称賛は惜しみませんが、まあお手やわらかにはお願いしたいものではあります。

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