「餃子は宇都宮に限る!」 宇都宮みんみん

先日宇都宮に立ち寄ることがありました。
ゴルフでは宇都宮のあたりでプレーしたり、行き帰りに通り過ぎることもありますが、市内をうろついたのは初めてかもしれません。

宇都宮と言えば”餃子”。実は宇都宮で餃子を食べるのも初めてです。

調べれば超ド級の名店もあるのでしょうが、ネットを見ても正直よく分からない。
余談ですが最近食べログの評点問題などが話題になっていますが、これだけネットに情報があふれると逆に玉石混交して分けわからん現象が起きがちですね。
そんな中で価値ある内容をかぎ分けるセレンディピティは、情報過多の時代を生きる我々ならではの醍醐味かもしれません。

つまり「宇都宮 餃子」で検索した私の判断は。これは図抜けた店があるわけではなく、あくまで群として捉えるべきではなかろうか?「月島のもんじゃ」のようなもので、もちろん通いつめれば自分の好みも出てくるでしょうが、まずは門外漢はどこにでも入れば知れるものがあり、すなわち一番近い店に入るべし。
と勝手な理屈で自分を納得させました。

さて、自分のその時点の位置からも近かった
「餃子 宇都宮みんみん 江曽島店」さん。

街中のアピタというショッピングモールの駐車場に立地しています。
「なぜアピタの中ではなく外なのか?それが漢だからよ!」
ということで、ちょっと屋台っぽくて好感がわいてきます。

メニューは「焼き餃子」「水餃子」「揚餃子」とあります。
お値段もめっちゃ庶民的。

私の拙い餃子関連の経験では、本場中国で餃子と言えばあくまで「水餃子」「揚餃子」であって「焼き餃子などというものは日本化した邪道の極み」であって、北京で焼き餃子などオーダーしようものならば、こいつき〇〇いか?と顔を見られたあげくとてつもなくやる気のない食べ物が出てきたりします。
このメニューを見る限り、創業時代の中国オリジンを今でも引き継いでいるだろうと感じられました。

お店ホームページにもそんな紹介があります。

当店は、昭和三十三年、宇都宮市の中心部である宮島町に開店した餃子専門店です。
創業者が北京で覚えた味に工夫を重ね、私どもの餃子ができあがりました。
以来、みなさまに喜んでいただける餃子をつくることに日々努力を続けております。
宇都宮みんみんの餃子をお店で、ご家庭で美味しく召し上がっていただければ幸いです。

お店はこじんまり。
まったりダラダラというよりは、お店全体が味集中店舗という感じでしょうか?
とはいえ居心地は活気があって温かく良いです。

まず、多分北京オリジンはこれだろうということで、「水餃子」。

うまい!ぷりぷり。
この皮がツルッとして中身がモッチリが良いんですよね。
餡もしっかり肉と野菜の旨味でジューシー豊潤です。

水餃子でいやな瞬間があるとしたら、ちょっと香辛料があわなかったり、ちょっと臭みを感じる場合があるのですが、「みんみん」さんのはまったくそういう臭みがありません。そこも好き。

「揚餃子」
珍しですよね。餃子専門店で。

これも皮が結構もっちり。フランクフルトとまでは言いませんが。。
これきっと好きな人は、すごい好きだと思う。

そしていよいよ日本の餃子と言えば定番「焼き餃子」

いやいやい無茶美味しいですよ。
大きさもちょっと小ぶりで、餡が結構しつこくない系の無限にこれイケるヤツです。

ご飯との相性が抜群。

やはり日本の餃子はご飯のおかずとして発展してきたもの。
この相性っすよ。

あらためて餃子特に焼き餃子だけは高級中華店で美味しかったためしがない。
やはり、一日も千個も一万個も焼くこういう大衆専門店っすよ。
そこで焼き立てを食べる。
この醍醐味をあらためて感じました。

この好循環。
お手頃で美味い餃子専門店が宇都宮に集結=>たくさんお客さんがくる=>もっと美味しくお店も増える。
餃子のメッカ「宇都宮」に。町おこしの見本をみつつ、
餃子のうまさとレシートの安さに二度びっくりしたのでした。

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