世界的なクラフト系のお酒ブームはすごいですね。
日本でもクラフトビール、クラフトジンなど結構見るようになりましたが、海外発の情報番組などを見るとテキーラやラムなどにまでクラフトブームが広がっているようです。
厳密に何をもってクラフトとするかと言っても、別に法律で決まっているわけでもないでしょうから、あくまで慣用的なものでしょうね。自家製とか小規模生産というニュアンスかと思います。
でもそんなことを言ったら、日本酒や焼酎、泡盛などはそもそも無茶苦茶クラフト系が多いかもしれません。私も仕事関係で訪問させていただいたことがいくつかの酒蔵さんあるのですが、家族だけで少し大きいですけど民家に毛が生えたぐらいの建屋でお酒の生産を営々続けてらっしゃるところはたくさんあります。3年先まで売り先が決まっていたりで、なるほどこの小さいがゆえの商売の安定感は、歴史的に政治家を輩出する家が多い背景だろうか妙に納得したものです。
今回ご紹介する、「田苑 桜 ゴールド」は、そんなクラフト系のお酒造りのトレンドの影響をちょっと感じるお酒です。
ちょっと高級感。箱入りです。
お値段は税別2150円。
クラフト系などとまったく言えない大手さんです。
でもこの桜樽3年貯蔵の個性。クラフト系がそれぞれの個性やフレーバーの強さで勝負する感覚にちょっと近いですよね。
アルコール度数40度。
このちょっと琥珀感のある色がお酒好きにはたまらないはずです。
高アルコール度数、長期貯蔵と言えば「100年の孤独」が有名ですよね。一時はガチで手に入りにくかったです。
焼酎の軽やかさ、爽快さは保ちつつも、ウイスキーのように深い味わい、コク。「100年の孤独」は多くのお酒好きに焼酎の奥深さを教えてくれました。
そして田苑酒造さんの焼酎は元々長期貯蔵を売りにした焼酎が得意だったので、この桜樽3年貯蔵の桜 ゴールドにも俄然興味がわくと言うものです。
うんお味は、プレミアム焼酎ならではの貯蔵の豊かさを感じる濃ゆいお味。
やはりオンザロックで楽しみたいですね。トロトロとした感じがならではです。
すごく桜のフレーバーが強いわけではありません。言われてみれば、木の香りを感じるかな?という程度に抑えた塩梅。マロいのに、キリっとしたアタックを感じます。
でもここが焼酎の良いところなのですが、オンザロックでも食中酒に万能なんですよね。
食事の味を邪魔せず、口を常にスッキリさせてくれる感じ。
もちろん「100年の孤独」大好きなのですが、大手酒造メーカーさんが2000円台で出している度数40度~のプレミアム焼酎はどれも本当にオススメ。「100年の孤独」に勝るとも劣らない各メーカーさんの個性が楽しめる素晴らしい製品がとにかく多いと思っています。
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