しゃぶしゃぶが好きです。
好きと言っても夜はほとんど食べません。夜はお酒を少々飲みますので、とんかつやうなぎ、しゃぶしゃぶと言った重量級の選手がメインのお食事は酒の”あて”としてはちょっと重すぎるのです。焼肉は大丈夫なのですが、あの人はサイドメニューも豊富なので、酒とのやり繰りのしようがあります。
ということで、しゃぶしゃぶはもっぱらお昼に食べます。
ランチメニューとしての満足度は、常に最高です。
まずヘルシー。ごはんの量を加減すれば、野菜をたっぷり美味しく食べれますし、お肉も薄切りで脂が落ちてすっきりのヘルシーメニューです。
自分でしゃぶしゃぶする分、ランチとしてのエンターテイメント性も抜群で、本能のどこかを満足させてくれる部分があります。この辺は、バーベキューとか焼肉と同じ原理です。やはり火を感じると太古からの野性がどこか呼び覚まされます。
そしてダメ押しは、まず外れない。言うても基本パッケージは、野菜、お肉です。無茶苦茶不味くなりようはありません。あとはポン酢、ゴマダレ。このゴマダレが店の個性を決める部分で、おいおい紹介しますが、魔法のタレというか悪魔のタレというのか、とんでもなく美味しく独創的なタレを出してくれるお店に往々出会えるのです。これがしゃぶしゅぶ道の極意。ゴマダレと言うのは個性を表現しやすいようです。この辺は、担々麺の味がバラエティ豊富なことにも相通じます。
さて初回なので、前置きが長くなってしまいました。
記念すべき第1回に紹介するのは、東京銀座「山笑ふ 銀座店」さん。
<写真筆者、以下同>
もちろん初回にご紹介するぐらいで、美味い、キレイ、リーズナブルと三拍子そろったお店です。
なのですが、このお店特筆すべき点が他にもあるのです。
な、なんと朝から「しゃぶしゃぶ定食」を食べれるのです。しかもアイドリングなくランチに突入しますので、休日10時ぐらいにブランチだとなっても、充実のしゃぶしゅぶブランチを決行できるのです。
これは相鉄フレッサイン銀座3丁目の1Fというロケーション、ホテルダイニングを兼ねているアドバンテージですね。
ちなみに余談ですが、最近インバウンドメインで営業しているホテルは場所が悪いとランチ営業が崩壊しやすいですね。インバウンドのお客さんはお昼ほとんど出かけてしまいますから。
店内はすごく清潔感がありモダンです。床材に石、木質系の壁面、カウンターは人造大理石と清潔感ある素材がしゃぶしゃぶという湯気系の食事にウレシイですね。この辺がしゃぶしゃぶの優良店と味出過ぎの残念店の分かれ目です。
トイレも特筆すべきキレイさでウレシイ限り。
さていよいよ”しゃぶり”ますか。
大好きな、一人しゃぶしゃぶスタイル。
お漬物も取り放題です。
私は迷わず、「米澤豚一番育ちロース120gランチ」。
しゃぶしゃぶは牛より豚だと確信している一人です。
時節柄もスタミナ回復にもバッチリ。
それにしても、これで1200円(消費税別)はお値打ちじゃないですか?
う~ん。お肉もクセのない美味しさ。口の中でもほどよくライトです。
このお店のように薄く切ってくれたほうが、さっぱり食べれて好みです。
必殺、ゴマだれ。
こちらのゴマだれは、コクだけでグイグイいくタイプではなく、コク、甘み、酸味の三位一体のバランスが信条。ちょっと、「ヌタ和え」の「ヌタ」の方向性を感じるユニークかつ美味しいお味です。
手前の一味を加えると、程よい大人感が出て美味しいです。
それにしても、この一味、ちっと出会わない風味。辛すぎません。
〆にスープ、アイス&コーヒーまでついて大満足。
なんでも、ジャーナルスタンダードやIENAというファッションブランドも運営する、BAYCREW’Sというグループさんが経営しているらしいですね。なるほど他にも表参道店等があるようで、普段も明らかに海外アパレル企業の外国人さんグループなどをお客さんで見かけます。
銀座らしく明るく、オシャレなのに、真っ当ド直球の美味しい「しゃぶしゅぶ」を午前中から堪能でてしまうこんなお店。軽い奇跡のようだと言ってもほめ過ぎではないように思います。
今日もご馳走様でした。
東京都東京都中央区銀座3-8-4
03-5524-2981
営業時間
平日 6:45~15:00 (L.O.14:30) /17:00~22:00 (L.O.21:00)
土日祝 6:45~22:00 (L.O.21:00)
定休日 不定休
秋月涼佑 食 関連記事
記事の更新情報をお届けしています。ぜひフォーローください。
Follow @ryosukeakizuki
facebookはこちらから。