【第9回】ママのSAPIX奮闘記-2022年2月へのビクトリーロード『西村氏著書を読んで』

ネットの中で中学受験の情報を求めてさまようと必ず登場されるお名前が“塾ソムリエ 西村康則氏”ではないでしょうか。
たまたま読んだネットの記事が西村氏だったことが何度となくあり、その記事の中で紹介されていた『中学受験は親が9割』という本がありました。

やっぱり中学受験は、親の占める割合が大きいのか!ということで気になり読んでみました。
中学受験に対する見方が変わりました。
SAPIXの家庭学習を一緒にやっていくと、中学受験をしたことがない私の小学校時代には(その後の若い世代では習っているのでしょうか)、学校では習わなかったような単元も多く、内容もどこを探したらその情報があるのか、と思うような事柄も多いと感じていました。
ところがそもそも高校受験、今までの大学受験と中学受験を一緒に考えてはいけないそうです。
中学受験は、読解力、論理的思考力、想像力、表現力などが求められるそうです。

2020年度からの大学入試では、上記を重視したテストに変わっていくとしたら今の努力、苦労は先々まで報われるものなのかと認識を改めなおしました。

よく、子供の頃に作られた肥満細胞は大人になってダイエットしても細胞数は変わらないためダイエットが難しいと聞きます。
脳細胞も似たような話があるのではないかと考えてしまいます。(勝手な妄想です)
子どもの頃から考えること、調べること等が苦ではない人は常に向上していくことが可能です。
しかし、考えること、調べること等が苦手だと、現状維持が精一杯、もしくは現状維持も難しく停滞していく流れとなりやすいのではないかと考えます。
そう考えると、ここで踏ん張っておかせたいところです。

私も何度となく迷い悩むことですが、本当に中学受験が子供にとって望ましいのか、親のエゴなのではないかというようなことを考えます。
この本を読むと、そんな迷いを持つ必要はないという考えになりました。
自信を持って社会に出ることができ、持てる知識を活用して逞しく生きて欲しいから、人生を生き抜く武器である知識(を勉強で習得する)を獲得するチャンスを親として用意してあげたいものです。
なんて、子どもにとっては迷惑な話かもしれませんが。
遊びたい、興味があることしかやりたくないというのが子どもの心理でしょうか。

やはり中学受験に臨む子供たちをたくさん見てきた西村氏のお話は今後も参考にさせていただきたいと考えます。
以前、『二月の勝者』について書きましたが(第4回記事)、この漫画も西村氏の本も参考にされているそうです。どうりで、リンクするなぁと思ったものです。(笑)

『中学受験は親が9割』を読むと西村氏の他の本も読んでみようと思うものです。
他のSAPIXに通わせているママもやはり西村氏の本は読んでいるそうです。
まずは家庭内で受験に対する考え方を一方向にすべきということで私もパパに読んでもらいたいと考えていますが、他のママもパパに読ませようとしたらしいのですが、なかなか読ませるのは大変な苦労事のようです。
つまりは、両親の考え方がそろわず子どもが迷うことになりはしないかとちょっと心配になります。

読み進めていくと、受験のための進学塾へは小学校3年生の2月(もうすぐ4年生となる時期)、つまりは新4年生クラス開始タイミングで入塾すればよいが、実はもっと前から家庭内で生活から学べることを意識的に実施していくべきだったことを知りました。
ドキッとしたのは、助詞をきちんと使った会話を行うということです。
確かに話し言葉は文法を無視した文章でも成り立ちます。
国語の記述問題の回答を見ると話し言葉で書いていることが見受けられます。
話し言葉と書き言葉を意識的に使い分けるように伝えていますが、まだ身につくところまでは辿り着けていません。

様々なところで聞くご意見もしくは自身の経験で、学ぶこと解くことの楽しさを感じて自発的に取り組んでくれないと意味がないというか伸びないというのは理解していますが、どうやったら本人が気づくのかが壁です。
たまに「わかった」「簡単」などと次々と問題を解き進める時もありますが、まだまだ面倒、他のことをやりたい、これを勉強してどうなるのという段階です。

SAPIXの4年生クラスも半分終わりました。
4年生の折り返しに入ります。

  

【過去記事一覧】ママのSAPIX奮闘記-2022年2月へのビクトリーロード

記事の更新情報をお届けしています。ぜひフォーローください。
あやママのtwitter

秋月涼佑のtwitter

facebookはこちらから。

タイトルとURLをコピーしました