【第1回 豊洲市場で朝食を】小田保(おだやす) 刺身定食 1350円

2018年の10月11日の豊洲市場開場初競りからそろそろ1年近くです。昔から、築地市場や大田市場には、気が向くと自動車を走らせて、朝ごはんを食べに行く私ですが、実は豊洲市場は、開場当時の混雑がトラウマでちょっと腰が引けていました。

さて、久しぶりの豊洲市場です。
(なんだかブログらしい展開ですね!)

まず、懸念の混雑なのですが、本日8時ちょい前時点ではそれほどではなかったですね。
というか、正直7街区管理施設棟は閑散です。
お寿司屋さんはノーゲスのお店も多いです。とんかつ屋さんとか中華屋さんには、そこそこ入ってますが、店先に佇む店員さんの姿がやや寂しげです。

<写真筆者、以下同 >

そういう意味では6街区水産仲卸売場棟のほうが、賑やかではありますね。お店の数が多い分、集積効果がありそうです。
とはいえ、行列のお店は「寿司大」さんなど数えるぐらいです。

う~ん、良心的なお店も中にはあるのですが、お店にも色々事情があるのでしょうが、寿司定食や海鮮丼の値付けが3000円を超える店も多々あり、「べらぼう」です。
下記過去アゴラさんに寄稿した記事ですが、私が懸念していた通りになってしまっている感じでちょっと心配ですね。
べらぼう価格の海鮮丼に、豊洲市場観光化戦略の中途半端を憂う
ランチの海鮮丼が約2700円。イクラ、トロ、カニなど13種類の旬の具材がたっぷりのり、デザートも付く。魚の値段のプロがみても、豊洲価格は高く映る。観光客誘致もいいが「都は働いている人のことをもっと考えてほしい」との声があちこちから聞こえる。

きょろきょろしながら今日の朝ごはんを考えていたのですが、朝なので、お刺身か焼き魚の定食を考えたいのですが、どことは言いませんが「さわらの西京焼き定食」2200円に手を出すことは私のプライドが許しません。

ここは、安心の「小田保」さんです。

もちろん看板はとんかつというかアジフライなど海鮮のフライものなのですが、私は「刺身定食」(1350円)です。単品で、納豆(100円)しらすおろし(300円)をつけます。

この単品をつけても2000円以内の豪華感はありがたいですね。
(とはいえ、昔の築地や巷の定食屋さんより高いですが、今の築地場外や豊洲市場を考えれば良心的です。)
お客さんも、観光客の方と市場で働く人が半々なかんじです。

味も、市場ならでは新鮮さを感じる「まぐろ」美味しかったですよ。「中とろ」でしょうか、脂身が多めの切り身もたっぷりで、この辺はお客さんの好みを反映しているようですね。
次回は鮭のバター焼き定食で攻めようかと思います。

お店は困るのかもしれませんが、これも市場原理。ここ10年の築地市場の観光化、豊洲市場の開業当初はちょっと異常で、お値段含めるとせっかく来た観光客の方の期待値を満足させないのではないかと危惧していました。
私としては、昔の築地のごとく、市場で働く人とモノ好きが、「早い、安い、うまい」で楽しめる市場飯に回帰することはウエルカムというか必然と思っていますので、この程度の人込みならばまた来たいと思います。そのうち、価格もこなれれば、新鮮でおいしいのは間違いありませんので、また観光地としてもオススメできるようになるかと思っています。

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